ある日スーパーでパンを買おうとしたら、前は100円だったのに今は120円になってる…。
「なんで?パン屋さんがケチになったの?」そんなふうに思ったことはありませんか?
実はこれは「インフレ」と呼ばれる現象の一つ。
難しそうな言葉だけど、実は私たちの生活にとっても関係があるんです。
この記事では、小学生でもわかるように「インフレって何?」を、パンを使ったたとえ話で簡単に説明します!
インフレってなに?お金の価値が変わるってこと!
「インフレ(インフレーション)」とは、物の値段が全体的に上がることです。
たとえば――
インフレ前 | インフレ後 |
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パン1個:100円 | パン1個:120円 |
ジュース:120円 | ジュース:150円 |
ラーメン:500円 | ラーメン:600円 |
つまり、お金の価値が下がってしまうんですね。
なんでインフレになるの?パンの材料を見てみよう
パンが高くなるのは、パン屋さんがわざと値上げしているわけではありません。
材料やエネルギーの値段が上がると、どうしてもパンの価格も上がってしまいます。
パンの原材料にはこんなものがあります:
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小麦粉(こむぎこ)
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バター
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砂糖
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牛乳
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電気やガス(焼くときに使う)
これらの材料の値段が上がったら、パン屋さんも赤字にならないように、パンの値段を上げるしかないのです。
たとえば、小麦が外国から高い値段でしか買えなくなったら?
→ 仕入れのコストがアップ → パンの値段もアップ!
みんながお金をいっぱい使うとどうなる?
実は、物の値段が上がるもう一つの原因は、「みんながお金をいっぱい使う」こと。
こんな場面を想像してみてください:
パンの数は限られてるのに、欲しい人が多すぎると、お店は「もう少し高くしても売れるかも」と考えて値段を上げます。
これは「需要が多くて、供給が少ない」状態。
→ 人気が高いものは高くなるという、インフレのしくみの一つです。
インフレって悪いことなの?
「じゃあ、インフレって悪いことなの?」と思うかもしれませんが、一概にそうとは限りません。
インフレのいいところ:
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会社の売上が増える
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給料が上がることもある
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景気(けいき)がよくなるきっかけに
インフレのこまるところ:
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お金の価値が下がる
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お年寄りや貯金している人にはツライ
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物価がどんどん上がると生活が苦しくなる
つまり、ちょうどいいインフレならOKだけど、急に物価が上がりすぎると困るんです。
わたしたちにできることは?
「インフレってコワイ!」と思うかもしれませんが、ちゃんと知っていれば大丈夫。
私たちができることは――
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ムダづかいを減らす
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本当に必要なものを見きわめる
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家計やお金についての事をしっかり考える
もしインフレが進んでいると感じたら、「今はお金の価値が下がってる時期なんだ」と理解して、賢く買い物することが大切です。
まとめ
インフレとは、物の値段が全体的に上がること。
パンが高くなるのは、材料の値段が上がったり、みんながたくさん買いにくるからです。
インフレは悪いことばかりではなく、経済が元気になることもあります。
でも急な物価上昇は私たちの生活にとって大変なので、インフレのことを知っておくことが、未来の自分を守る第一歩です!
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