“やりたいことがやれなかった人生だったから、今は自由を謳歌したい”
そんな想いから、あまり働かないライフスタイルを選んだ30代女性に話を聞きました。
今回は、実家ぐらし+クラウドワークスでのフリーランス生活で、自由と不安のバランスを取りながら暮らしている等身大のリアルをお届けします。
あまり働かない生き方を選んだ理由
この方が少し働くだけの暮らしを選んだ理由は、「今までの人生、やりたいことをやれなかった」という気持ちが大きかったから。
学生時代も社会人になってからも、周りに合わせて生きてきたものの、心が満たされることはなかったそうです。
だからこそ、今は自分のペースで、やりたいことを優先する生活を大切にしています。
生計の立て方:クラウドワークスで在宅フリーランス
現在は、クラウドワークスなどを使ってデータ入力などの業務を請け負うフリーランスとして活動。
在宅ワークで完結する仕事なので、通勤ストレスもなく、毎日のスケジュールは自由に組むことができます。
収入は多くはないものの、実家で暮らしているため生活費は3万円のみ。
それ以外には趣味代で月2万円ほど。
月収の具体的な金額は明かされていませんが、カツカツながらも最低限はまかなえているとのことです。
自由な時間の過ごし方
漫画を読んだり、ウォーキングをしたり、お菓子作りや弓道など、インドアもアウトドアもバランス良く楽しんでいるそう。
特に弓道は、精神を整える時間として大事にしており、「昔から憧れていたけれど時間がなくてできなかった」とのこと。
今のライフスタイルだからこそできる趣味のひとつです。
周囲の反応と本人の思い
この生活について、周囲からは「羨ましい」と言われることもあれば、「若いうちに貯金しないと老後が大変だよ」と忠告されることもあるそうです。
本人も将来への不安を感じており、「不安はあるけど、そうだねと同調するようにしている」とのこと。
自分でも課題だと理解しているからこそ、相手の意見に耳を傾けつつも、今の生活を選んでいます。
メリットとデメリット
良かったこと
- 心にゆとりが生まれたこと。
- ストレスから解放されたこと。
- 自分のやりたいことに取り組めるようになった。
特に、「何時までに出社しなきゃ」「誰かに合わせなきゃ」といったストレスがないことは、精神面で大きな変化だったようです。
悪かったこと
- 収入が少なく、将来の不安が大きい。
今の自由な時間と引き換えに、将来の安定や選択肢は少なくなっている可能性もあります。
ただ、それでも「今を生きる」という選択をしている彼女の姿勢は、多くの人にとって参考になるかもしれません。
「頑張らなくてもいい」という選択肢
このインタビューを通して感じたのは、“頑張らない生き方”も立派な選択肢だということ。
もちろんリスクもあるけれど、今の幸せを丁寧に噛みしめるような暮らし方には、多くの人が忘れかけている“人生の楽しみ方”が詰まっているのかもしれません。
無理せず、流されず、でも現実的に。
そんな暮らし方を選ぶ人が、これからもっと増えていくかもしれませんね。